欲がなくなったら、終わる
先ほど、派遣会社から電話。
先方から断られましたとのこと。
慣れたもので、ショックはないが、食い扶持が見つからないのは非常に困る。
現実的に、働き口をさがしていかなくては。
コンビニで求人情報誌を手に入れた。
もし食い扶持が見つかっても、私は何も変わらないだろう。
変わることを拒否するだろう。
罪悪感がある。
後ろめたい。
いっそ、気が狂ったふりでもしてみようか。
親からの呪縛は、なかなかきつい。
私は親に感謝しているのだ。
小説の勉強をしながら、その道を模索しつつ、職を探さなくてはならない。
親に胸を張れる職を。
親が安心できる仕事を。
親が安心できる結婚相手は、無理かな。
恋人は、いい人だけれど。
メールだ。
仕事依頼が届いた。
なんてタイミングだろう。
早速返事をしなくてはいけない。
短い文章をいくつか書かせてもらえるみたいだ。
書くことが、金になるのはありがたい。
記事の内容を簡単にまとめて、短いプロットを組む。
数回分のタイトルを決める必要がある。
今夜中に、諸々の準備と連絡をしよう。
これを完成させれば、しばらく食いつなげる。職を探さなくてはならないことには変わりないが、やることが何もないよりはマシだ。
顔が見えない仕事が、また始まる。
親の失望した様子が目に浮かぶ。
しのごの言っている暇はないので、とにかく動き出す。
ああ、恋人の声が聞きたい。
缶ビールを探す。
いただきます。
いただきだけに。
さて、依頼があった文章書きの仕事に取り掛かることにする。
こんなクズに仕事をくれるなんて、奇特な会社だ。
コラムの形になると思う。
締め切りはだいたいヒトツキ。
早く仕上げるにこしたことはない。
ああ、恋人の声が聞きたい。
そして、厳しい世界で戦っている友人の声が聞きたい。
私は、間違っているのかもしれない。
正しさなんて、誰にも決めることは出来ない。
不安で潰れてしまいそうになる。
痛みが身体を這い回る。
思い切りセイコウして、思考活動を制止させたい。
欲が暴走している。
諸々、メール返信や文章書きの仕事がひと段落ついたら、またブログを書こう。
感情を吐かないと、マジで死にたくなりそうだ。