クラウドワークスの思い出
クラウドワークスに登録して、文章を作る仕事をしたことがある。
漫画を描く仕事もしたが、そっちの方がお金は儲かった。
文章を作る方は、辛い作業だった。
仕事そのものをどう捉えるかは、各々勝手。
私がやっていたのは、ブログ記事の執筆だった。
500文字から1000文字程で、指定されたキーワードを適度に組み込みながら書いた。
ダイエットやら美容やら、いろいろ書いた。
書くほど、疲弊した。
お金はいただけたが、辛い作業だった。
記事書きマシンになる仕事だった。
書くことが好きな人間には、逆に向かないんだろう。
自分の書いた文章に価値があるから単価が低いことが辛い!のではない。
文章の価値なんか考えず、マシンになるのはしんどかっただけだ。
もちろん、考えたところで、大した価値なんかない。
ただ、絶望的に、精神が疲弊した。
書いた文章に名前をのせてもらえないのは悲しい。
掲載されたサイトがどこにあるかさえ分からないのも悲しい。
名前くらいは表示してもらえるように、文章への関わりを変えなければいけない。
クラウドワークスで文章を書く仕事では、私は顔がない。
ちょっとはお金になったが。
自分の書いたものが、どこでどんな風に使われたのかも分からないのは、地味に精神を削られるものだ。
とにかく、私には合わなかった。
漫画の仕事は楽しかった。
頑張って描いたが、自分の実力以上の報酬をいただいて、ありがたくも申し訳ない気持ちになったくらいだった。
掲載場所もはっきりとしていた。
画風も、依頼主の求めるものと合っていたそうで幸運だった。
ああいった機会は、そうそうない。
もし、クラウドワークスやランサーズでまた仕事をするなら、記事書きはしない。
私には合わなかったからだ。
漫画の依頼は少ないし、キャラクターデザインなんか出来ないので、絵で仕事する機会もないだろうと思う。
顔が見えない仕事には、向いてない。
不安になる。
一人で黙々とやるのは好きだから、大丈夫かと思ったが難しかった。
メールより電話が好きだ。
電話よりは、対面がいい。
黙々と出来て、打ち合わせは対面がいいなあ。